2014年7月21日月曜日

新水槽設置について パート02 / 濾材準備編

水槽システム

ベルリンシステム、あるいは日本式ベルリンシステムですが、いまから濾材の準備をしておきます。
ということで、濾材を今ある海水水槽に放り込んでおきます。

なぜベルリン式なのに濾材?ってなると思いますが、本当にベルリン式なんですが、立ち上げ速度を上げることと、レイアウトをゆっくり悩むためです。

ベルリン式って?


ベルリン式っていうのは、

濾材を入れないシステム

です。凄く乱暴ですが、端的にいうとこうなるかもしれません。もちろん、濾材なしだけではありませんので、ご注意ください。


ここでいう、濾材っていうのは、例えば外部フィルターのバケットに入れる濾材、
例えばリング状の濾材であったり、



あるいは珊瑚礫であったり、


いわゆる濾過バクテリアが沢山、沢山、たーくさん繁殖させる場所です。
多孔質だったりして、小さな穴が沢山あって、バクテリアが沢山いる状態です。

(うちの初代海水水槽は、ショップからの初期立ち上げように濾材提供をうけて、サンゴ礫です。
いつもこのようなサポートは助かります。)

ベルリン式は、外部フィルターなどに

濾材を入れない

です。(重要なので2度!)

アクアリウム、例えば金魚でも、グッピーでも、メダカでも、カクレクマノミでもお魚を飼育してるかだと、「んな、ばかな!」っていう話になるかもしれません。濾材がなければ、バクテリアが少なくて水が汚くなって、生き物が死んでしまう!

はい、そうです。

ただし、ベルリン式には、重要な項目があります。

多数のライブロックを入れる

これにより、有機物の分解や、アンモニアを亜硝酸、硝酸へ濾過すること、あるいは硝酸を脱窒で除去します。

つまり、石っコロ……、自然の海の中にあった多様な生物・微生物がいるライブロックを水槽にいれて、それで水を綺麗にしましょう!ってことです。

あ、もちろんライブロックには適切に水流が当たってないといけません。

で、そうなると、外部フィルターなんかに比べたら、濾過の力が弱いです。

ここで2つの、秘儀(?)があります。

  • 沢山生物をいれない。餌を沢山あげない
  • 効果的なプロテインスキマーを導入する

えっと、ご飯中の方いたら、すいません。

ようは、

うんこ残飯を減らす

ってことです。

沢山生物を飼育しなければ、エサを沢山あげなければ、ウンコが減ります。
プロテインスキマーでウンコが分解されて硝酸塩になる前に水槽から除去できれば、ウンコが減ります。(ちょっと乱暴ですがそういうことです)
さらに、残ったウンコは、ライブロックの生物達が綺麗にしてくれます。

はい、お魚を沢山飼ってる人、注意ですよ、こんなベルリン式目指すのじゃなくて、通常の濾材を入れた濾過と、定期的な水替えでいですよ!これが楽です。

じゃ、なんで、ベルリン式を考えてるかというと、「サンゴメイン」だからです。

お魚には、多少の硝酸塩はいいのですが、珊瑚、特にミドリイシとかの石みたいに固いサンゴを飼育する場合には、硝酸塩は本当に検出されないのがいいってことらしいです。本当に水が綺麗じゃないとダメだと。(水が綺麗だけでもダメらしいですが)


つまり、こんなのを飼ってみたいので、水を綺麗にってことです。

この硝酸塩を少なく維持しやすいのが、ベルリン式で、今回はサンゴ育てたいので、ベルリン式ってことです。

以前、ナチュラル、ナチュラルっていってたのは、「多様な生物で水を綺麗にする」ってことでした。
もちろん、外部フィルターなどより、本当に汚い水を、「そこそこ綺麗にする能力」は低いです。
ただし、少ない汚れを「本当に(珊瑚が飼育できるほど)に綺麗にする」能力はあります。

お魚メインで、お魚を沢山飼育したいなら「そこそこ綺麗にする能力」なら、濾材いれたほうがいいでしょうか。

なんで濾材の準備?

はい、ベルリンシステムとか日本式ベルリンっていってるのに、なんで濾材の準備をはじめたの?
濾材をいれちゃいけないんじゃないの?

はい。でもベルリン式はライブロックとそこの生物で水を綺麗にします。
ライブロックも生き物なんです。正確にいうと、ライブロックは生物用のマンションなんです。

そのライブロック、当然生き物ですから、最初水槽に投入するときに、付着していた生き物の少しが死ぬかもしれません。あるいは、移動中に既に死んでいるかもしれません。生き物が死ぬってことは、それだけ汚れるってことです。

その初期状態だとライブロックを入れて、その生物が死んだりして、さらに水を悪化させ、その悪化した水をライブロックの残りの生物やバクテリアで綺麗にして……
もちろん、汚れの多くはスキマーにより、早めに濾しとられるんですが。

っていう手順を取らないといけないみたいです。

さらに、レイアウトについて、多分悩むことが多く、ライブロックは継ぎ足しになっていくと思います。
つまり必要量を最初から投入しないこともあります。

でも、それだと、下手すると

なに?この水槽。岩しかないけど?

っていう訪問者のお言葉を受けることになります。
しかも、海水水槽の立ち上がりの遅さは凄いです。好なんたら水でも3週間はひどかったです。

流石に1ヵ月も、水槽を眺めた知らない人に

あ、心の目で見て。
そこに生き物(微生物)いるよ!

とか

バカには見れないよ!もしかして見えない?
(裸の王様)



なんて言い訳をしたくありません(笑)

せめて、お魚1匹、いや、ヤドカリ1匹、いや 巻き貝1匹でもいいから、水槽内にいてほしいです。

なので、水槽の立ち上がりを補助する目的でも、最初にすこ~し、濾材をいれて立ち上げ補助をしようって考えです。

濾材

この珊瑚砂を購入しました。




もちろん、地域のショップです。
ちょっと価格的にダブルスコア的な差が出ててびっくりしました。が、それはそれです。
地域のショップ、特に田舎は、元気でいてもらわないと困ります。全て通販なんて嫌です。

LLサイズですが、#50ほどのサンゴ砂じゃないので、後々底にひくなどレイアウト用にも
使えるかなという事も考えると、こんなもんです。


で、買ってきた珊瑚砂を開封します。


ちゃんと水洗いして


三角コーナー用のネットに放り込みました。

おおよそ 600g ほどをひと塊としました。


で、2つを30cm水槽に放り込んでおきました。
本当は、外部フィルターの中に入れておきたいのですが、ここで妥協します。
あと、捨てる飼育水を、18Lのタンクに放り込み、そこにもうひと塊をいれておきました。


えっと、前者はたぶん普通のバクテリアが住みついてくれるでしょう。
後者は、嫌気性のバクテリアが増えないかなってことです。

海水館さんの、脱窒する還元BOXの使用方法、養生の部分を参考にしてます。飼育水と共に、エアレーションなしで放置します。還元BOXは、嫌気バクテリアの餌も入ってるみたいですが、そこまで増やす気がないので、単に珊瑚砂を飼育水に放り込んでおくだけです。
ちなみに還元BOXは最低3日必要とのことですので、しばらくほっておきます。

これで、立ち上げを促進できるといいな~って。

急募(笑)

サンゴ水槽のレイアウトをするのが楽しくて、楽しくて仕方ない人!、サンゴ水槽のレイアウトに自信がある方!、あるいはライブロック組むの好きな方!、OJTしてくれませんか?(^^;

自分は、どうもライブロックを使ったレイアウト、得意じゃなくて、あんまり綺麗になりません。



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