2014年8月16日土曜日

新水槽設置について パート11 / 海水投入と砂の投入

さて、前回砂を洗いました。また水流ポンプを綺麗にしました。

今回は砂の投入までを行っていきたいと思います。

天然海水の投入

天然海水を入れていきます。まず、自宅にあるストック分です。60リットルほどあります。
あまりよろしくないのかもしれませんが、10日ほど経過してしまっています。

匂いは普通だし、白濁とかないし大丈夫じゃないか?ってことで、投入です。

その時の天然海水の採取のお話は、


にあります。



このポリタンクのうち3つ分です。(残りは海水水槽に使いました)


天然海水の注水

天然海水を注水しますが、さすがに大変です。このポリタンク 20Lあります。

1.025 x 20L で 20.5Kg もあります(タンクの重さ含まず)

これを、肩の高さまで上げるのは苦痛です。なので、ポンプを使います。

ポンプは、


で紹介した、コレです。


これに 内径 15mm のホースを使い、水槽へ注水です。


ホースを水槽に突っ込んで、ポンプをタンクに突っ込みます。


もちろん、水槽の方が高いのでゆっくりしか注水されません。
また、ポンプを止めると逆流します。

真似するときは、この点ご注意ください。ポンプを止める前に水槽につかっているホースは抜いてください。

ライブロックスタンド

そうそう、ライブロックスタンド、これも含まれていました。色んな写真にでていました。


こんなやつです。ライブロックと底砂の間を浮かせて、底上げするやつです。

何故底上げするかというと、止水域を作らず、またライブロックに水流が当たるようにです。

ライブロックが大きく砂に面すると、水流が当たらなくなります

ライブロックに水流が当たらない

ライブロックの生物が死んだり、あるいは、水質浄化に必要な水流がなくなったりという問題以外に、もうひとつ、砂にも水流が当たりません

砂に水流が当たらないと、酸素供給が少なくなります。

砂の表面や底にはバクテリアがいます。

バクテリアは

アンモニア(NH3) と 酸素(O2) で 亜硝酸(NO2)



亜硝酸(NO2) と 酸素(O2) で 硝酸(NO3) 


という事をしてくれます。

ここで、酸素(O2)が必要です。砂の表面にちゃんと酸素が溶けた水が流れていれば、上記の反応が起っているハズです。


酸素がなけりゃ、濾過してくれない。

おれ、ちゃんと濾過槽もってるから、別に気にしない

っていう方もおられるかもしれませんが、

バクテリアには、酸素(O2)がない状態で、頑張る方もいます。

酸素がないっていってもあります。えっ!?


亜硝酸、硝酸は、バクテリアが
酸素を使って作ったものです

なので、酸素があります。正確には酸素と引っ付ている何かがあります。

とあるバクテリアは、

NO3 から 酸素をもらって、NO2 にしたり N2
 にしたりする子もいます

でも、水流がないと、 NOx もすくなくなります。

つまり、NOx もないと……

とあるバクテリアはさらに頑張ります。

何処かに、酸素と引っ付いた子はいねぇが~

って感じになります。

そうすると、海中には別の 酸素と引っ付いた子がいます。


それは、

硫酸イオン(HSO4) 


です。(硫酸イオンって書こうとすると、予測変換で、りゅうちゃんさんが出てくるのは内緒です)

硫酸イオンにも、酸素が引っ付いてるので、硝酸とかがなくなると、今度は硫酸イオンから酸素もらって、硫化水素(H2S)を発生させます。とりあえず単体で発生すると、怖いです。

(硫化水素が発生しても、すぐに鉄と化合したりとかすれば、毒性が低くはなるそうですが)

もし、ライブロックと砂の表面で、硫化水素が発生して、ひょんなことから、そのままプクプクと出てくると怖いです。砂の奥底だと、表面に出る前に硫化鉄とかになって、灰色だったり黒くなったりします。

えっと、何が言いたかったかというと、なんだっけ?

あー、ライブロックで底面の砂の水流が弱くなると、もしかすると危険になります。

ということで、砂とライブロックはできたら浮かせたほうが良いです。

えーっと…

そんなことを予防できる、ライブロックスタンドがあります。



ちなみに、小さいライブロックだったら、


猫除けのトゲトゲで代用できます。もちろん、使う前には洗ってくださいね。


こんな感じで海水水槽でつかってたりもします。

天然海水を注入する話が、ライブロックの話で埋まってしまいました(汗)

今度こそ、天然海水注水だよ

なんか、写真だけ貼っていこうかとかおもっちゃいますが、そこそこ真面目に(真面目には見えない文体ですが)文章を書いていきます。(ここまで書いて11枚用意した新規画像のうち3枚しか使っていなくて、さらに絵を描こうか悩んでしまいました)

とりあえず 10日ほど経過した、天然海水を投入します。



約60L分です。ここで、これから天然海水を汲む予定の方へ…

灯油タンクはやめましょう。水タンクで口が大きくないと、いろいろ大変です


サンプ槽までいくと 総容量、203L 必要な水槽に、高々 60L いれても足りません。



こんな感じです。ちなみに、なんか入っていますが、タンクのなかで養生しておいたサンゴ礫です。
バクテリアの元を目指しています。

天然海水追加採取

先日の記事で採取してきたことを記載しました。60L分投入した後、汲みに行きました。

タンクも

  • 灯油タンク 20L  を 1つ
  • 水タンク  20L  を 4つ
  • 新規水タンク 20L を 2つ

の合計 140L です。

汲みに行く記事は



です。

汲んだ結果は、


こんな感じです。


ちなみに、上記の記事のストリートビューの写真




この場所も通ってきました。
たんに、子供たちが磯遊びしたいということで、車走らせてたら、たまたま駐車場があり、しかも降りれそうでした。後で調べると、同じ場所だったと。(ここが今回の天然海水の採取ポイントじゃないですよ)


はい。こんな感じでした。奥は海水浴場でした。

個人的には、採取してみたい気もありますが、他の場所に比べると若干魅力に欠けます。

ちなみに、潮の流れ、淡水流入の有無、駐車場の有無、海岸へまでのアクセスのし易さ、海水入手のしやすさからすると、次第点だとおもいます。ちょっと、南すぎるので気になるポイントはあるのですが。

追加海水注入

子供に手伝ってもらって海水注水していきます。
なんとか、子供一人で注水できるみたいです。

もちろん、側にいて別の作業をします。


とりあえず、やりながら色々説明です。

ポンプ止めるときに、ホース抜かないとダメだよ。

とか言っていると

全部入らないけどいいの?

って感じになり、

のこりはこうやってドバ~って

ってタンク持ち上げて直接投入

すかさず指摘が

さいしょから、そうやって入れれば……


勘弁してください…。20Lを何度も持ち上げれませんw


子供が注水している間に、先日の砂を投入していきます。

砂は、淡水が含まれているので、比重が下がります。なので、ある程度海水が入ってから投入しました。




そんなことをしていくと、サンプ槽お多すぎるくらい注水できました。



砂もはいりました。前面にしか引いてないのでちょっと厚いです。レイアウトを考え、砂をもう少し伸ばしていこうかと思います。

ちなみに、比重は 1.022 くらいになりました。

天然海水が比重 1.025 だったので、かなり低くなりました。元の淡水が残ってたりする影響でしょう。


なので、


この計量カップ3杯分、人工海水を投入しておきました。

このカップについては


を見てください。


次回予告(?)


スキマーの運転をお送りします!

新水槽設置について パート10 / 石灰藻とかの掃除

今回は、石灰藻や水垢などを掃除するという事の記事です。
時々、「汚い」写真が出てきますので、食事中の方などは、ご注意ください。


クエン酸


このブログでは、何度かクエン酸による処理を行ってきました。

このクエン酸、食品添加可能なものもあるのです。かなり安心して使えるかと思います。
食品で、食べれるのに、クエン(食えん)酸、これいかに?

冗談はさておき、(しかも2度目(笑))

今までの記事です。



パワーヘッドのクエン酸処理

はい、以前の記事で、

エイジング済みサンゴ水槽

と表現をしていました。また、水流を作るパワーヘッドも含まれていたようなお話をした記憶があります。

エイジング済みサンゴ実績水槽とかいってるので、何が起こっていたか想像すると

ミドリイシが綺麗に成長してた

んだと想像しています。


ミドリイシって、NO3やPO4が少なくランダムな水流があって、光がシッカリ当たっていると綺麗に飼育できるようです。

つまり、そんな維持できた、実績水槽です。

注意:おいらが、ミドリイシを綺麗に成長させて飼育できる環境 ではありません(汗)

で、何が言いたいか。
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この添加剤、パープルアップです。石灰藻が増えるという添加剤ですが、これに書いてあるんですよ。

「石灰藻は、リン酸が多いと成長が遅い。KHを高めに保つように」

はい、ミドリイシが綺麗に成長する条件と一致します。

ですので、パワーヘッドなどを含め、石灰藻でおおわれています。


メーカー名などからすると、これっぽいのですが、型番が 2800 となっています。

このポンプ黒ですが、頂いた時には、紫色でした。

色々と検索するのですが、


紫色のカラーバージョン


のポンプはありません。しかも、濃淡のある色んな紫で

迷彩色


です。

エバンゲリオンの初号機も紫ですが、さすがに迷彩色ではありませんでした。(おい)


えっと、単に

石灰藻だらけ

なだけです。

せっかく設置するので、掃除しましょうということです。

既に、クエン酸処理 ポンプ編で記事にしていますが、

バケツに、ポンプとクエン酸を放り込んでいます。

こんな感じになってました。もちろん、コンセントのプラグはバケツの外にでています。

また、これを2晩つけておいて、いったん水を全部捨て、再度同様にクエン酸処理しました。

クエン酸処理結果

じつは、バケツにつけたまま、忘れてたというのもあるのですが、先日の水槽の水を抜いているときに、一緒に洗いました。


プニプニした何かが沢山浮いています。

水を捨て


何度も水洗いしました。




なんか、新品同様のような気がします。


漏水確認の後

漏水がないことを確認し、水を抜いたので


この、戻りのパイプも抜くことができます。

これも、

石灰藻で迷彩模様

です。




これも、同様に、コンテナに入れて…、さらに百円ショップで購入したクエン酸をマルマル入れます。


ちょっと手が滑って全部入ってしまいました。

手に切り傷があったのですが、クエン酸を溶かした水につけると、かなり痛いです。沁みます。


もちろん、石灰藻も




泡立ちます


このまま、1日~2日放置しました。



途中で引き揚げてみたら、

べろ~ん

ってはがれました。



なんだかわからないくらい、ボロボロと取れました。


本気だしたら、もっと丁寧に綺麗にするんでしょうけど、そこそこで終わりました。




組み上げてみたら、こんな感じです。

もとがこんな感じだったので、かなり綺麗になりました。



次回予告

次回こそ、海水投入のお話をします。


2014年8月15日金曜日

新水槽設置について パート09 / メンテナンス道具の導入と砂

2014年08月15日現在、とりあえず海水は回りだしていますが、ブログ記事ではまだ照明です。

今回は、砂関係と、メンテナンス用道具について、書いていきたいと思います。
(水槽到着が 8月6日、すでに 9日も経っているので、この記事がいつの事か分かりません)

底砂を引きます。底砂を引くのか、引かないのかは皆さんいろいろあると思うのですが、
今回の水槽では

引きます

底砂を引かない方からの突っ込みとか色々あるかもしれません。
とある方は、砂の必要な魚を飼育するので、砂を引くという表現をみたことがありますが。


タンクキーパーの自分が引きたいから、引く


理由はこれです。誰も文句言えません(笑)

あ、

ノーリーズン、コカコーラ

と叫んでもOKです。とにかく、「なんとなく」なんです。
引いても引かなくてもいいんですが、今回は引くということで。どっちがいいか悪いかは色々ありますので。

えっ!

底砂引くのを知ってるって?

なんで、知ってるんですか?もしかして読者の方は、

エスパー?

もしかして、購入した、このサンゴ砂もコレだって知ってる?



エスパーな読者の方は、既に


の記事で、砂の計算をしていたのを見ていたのだと思います。

この記事で、自作の電卓を使って水槽の水量とか色々計算しました。
そこで底砂についても計算しています。

フレッシュ活性サンゴ

家の海水水槽のほとんどは、このフレッシュ活性サンゴです。理由ですか?

いつも行くショップに売っているから

これです。理由は他にありません。




はい、0.85mm以下 15Kg です。一応注意書きも読んでおきます。


えっと、何々。「子供やペットが誤飲しないように注意して、誤飲したら直ぐに吐き出すように」とのことですね。

そういえば、以前60cm水槽にいたベントスハゼのこの子

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この子も、

「砂を飲み込んでは、吐き出していた」

ということは、さてはこのハゼ、

説明書を読んでいたな!!!!

(違います。)
ちなみに、この子、家のタンクにいた時は、子供たちに

「やーさん」

と呼ばれていました。何故ヤーさんかは、…。


あ、やーさんの話じゃなくて、砂の話です。

他に何か注意が……

「活性サンゴは、天然素材だと。」

うんうん、そうでなきゃこまるな。

「砂のバラツキとか、釘が混入してるかも」

なるほど、自然のサンゴ砂のある海には、天然釘 があるんだな。たぶん天然の海の鉄分の補給はこの自生した釘から行われているに違いない。

あ、サンプに、釘をいれるってのは、ナチュラルなのか!?

って、ボケはさておき。

この砂を洗います。ガラスとか、釘はなさそうです。

測定


砂を洗う前に、比重を測っておきます。


500ml で何グラムか?を調べます。



だいたい 500ml (500cc) で…


おお、820gくらいある。

何度も何度も、500cc を計測しては、重さを測ること12回

まぁ、これくらいでいいか。

測定結果は…
819.5
766.5
798.0
736.5
782.0
764.0
787.5
799.0
792.0
794.0
765.0
722.5
こんなもんかな。とりあえず平均だと、比重は1.55
誤差の大きそうな最大値と最小値付近2つほどを除外して、計算すると 1.56 くらか。

比重は 1.55~1.56 とする!

あとで、水槽関係電卓にデータを追加しておきます。

砂を洗う


とりあえず、以前の水槽引っ越し時に使用した、角バケツを用意します。




活性サンゴを入れて、水で洗います。もちろん外で洗います。

もう洗う気満々で、ホースが突っ込んであります。


こんな感じで、洗います。

メンテナンス道具


ここで、メンテナンス道具を追加しました。いままでの水槽を維持していく上では必要性を感じなかったのですが、この前の淡水投入の時に懲りたので、用意しました。

新兵器の登場!


あれ?張る画像間違えた。


バスポンプ!


えっと、工進 バスポンプ KP−103です。

工進 バスポンプ KP−103
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価格:968円(税込、送料別)

1分間に 12L(最大) です。最大揚程は2.5mですが、水槽底から一番高いところまでは 45~50cmなんで、十分です。あと連続使用は 30分です。

あと、これには内径15mmのホースがつながりますので、5mのホースを購入しました。間違えた画像の方です。

流石に 200L 付近だと、10%の換水でも 20L です。今までのような抜き方だと、時間と手間がかかるので用意しました。

別にポンプ用意しなくても、ホースに水が埋まればサイホンで排水できるのですが、どうやって埋めるのか?とかあります。

また、タンクに水を注入するときにも使えます。こっちはサイフォンの使用しずらいので、動力が必要です。

コツ?

排水の時、少しポンプで排水します。ちゃんと排水が始まったら、水槽の水の中でポンプとホースを抜きます。

サイフォンの原理で排水は続きますが、ポンプを使いません。

重力とか気圧とかいろんな自然の力の影響で排水が続きます。ポンプ使いませんから

エコです

ってのもあるのですが、ホースの口で、いろんなものを直接吸い込めます。

ポンプには、フィルターが付いている

ので、物理濾過してしまいます。でも、排水の時に、ゴミも一緒に吸い取り捨てたいときあるので、
その時には便利です。




先ほどの砂を洗っていた水ですが、実は淡水を回していた水槽の水を抜きました。


最後の画像

ブログの事もあり、作業はできるだけ、写真を撮っています。写真も大きいので、切り出ししたり縮小したりするために、いったんパワーポイントで画像編集がてらに、どんな順番で、画像を出すか決めて加工します。

それをサーバにアップロードしてから、一気に記事を書くのですが…


この画像が余りました。

えっと、洗った後の画像なんですが、なんでしたっけ?忘れました。

あ、思い出しました。


次回予告

ようやく、淡水も抜け、海水を入れていく予定です。先ほど洗った砂、


こんな感じになりました。

さて、どうやって入れればいいのでしょうか? 15Kg + 水です。持ち上げれません。

しばらく悩むので、このまましばらく放置します。




2014年8月14日木曜日

好なんたら水 パート25

水槽メンテナンス

スーパーのRO水 6L分、濃度は120%で換水。

生体

虐めていたルリスズメダイが、逆に苛められている。
なんか皮膚の様子が変なので隔離していたが、お亡くなりに。
合掌。

最終的に現状1匹だけ…。
+1匹行方不明

一応、生体の異常後は、台風来たりとかで、気温が下がり猛暑が弱まっています。

海水水槽/淡水水槽の濾過

シュウさんから、色々と指摘やアドバイスを頂いて、再認識したことです。また自分の理解に間違い
もあり、色々分かったので、まとめておきます。


水温が高いと DO(溶存酸素量)が減る。


例えば、25度の時を1とすると、30度の時は0.9くらい。35度の時は、0.85くらいしか溶け込まない。水温が高くなると、酸欠になりやすってのは、ここからくるのだと……。


濾過とか、濾過バクテリアは、

アンモニア(NH3) と 酸素(O2) を使って、
亜硝酸(NO2)にして毒性を減らす

ここまでは、よくあるお話でした。

次に……。

pHが高いと、アンモニア中毒の
危険性が高くなる

水中のアンモニア(NH3)は、アンモニアとアンモニウムイオン(NH4)のどちらかで、バランスが取れている。

アンモニアは毒性が高い
アンモニウムイオンは、アンモニアに比べるとマシ

アンモニアとアンモニウムイオンのバランスは、pHに影響する

らしいのです。

化学がよくわかんない状況で、ぶっちゃけでみると…。

アンモニアからアンモニウムイオンになるためには、 水素イオン H+ が必要。

酸性(pH が 7 より小さい) 場合には、水素イオン H+ が沢山あるので、アンモニアは、アンモニウムイオンになりやすい。
水素イオンが沢山あるから、酸性!水素イオンが少なくOH-が多いのがアルカリ性。

アルカリ性(pHが 7 より大きい)場合、水素イオンが少なく、OH-が沢山あるので、アンモニウムイオンになりにくく、アンモニアのまま。毒!


また、pHが高い(アルカリ性)の方が、総アンモニアが多くなる

らしいです。つまり、アンモニウムイオンにはならんは、総量が増えるは、踏んだり蹴ったり。

淡水水槽と海水水槽の違い

淡水水槽で、グッピーなどを飼育しているとすると…

pH は 6.x と酸性


海水水槽で、海水魚を飼育していると…

pH は 7.xから8.x とアルカリ性


つまり、淡水水槽で酸性よりの水槽より、海水のアルカリ性の水槽の方が、

毒となるアンモニアが多くなるってこと!?

よく、海水水槽は濾過装置が必要ってなるけど…

おなじ、糞の量でも、酸性よりの淡水より、アルカリ性の海水水槽の方が、アンモニアで毒々しい。
ので、大きな濾過槽が必要だと。


ポイント1.
海水水槽は、淡水に比べて大きな濾過装置が必要


次に、酸素について、見てみると……

NH3を NO2 にするためには、酸素が必要だった。


で、ですよ。

酸性よりの淡水→NH3 であるアンモニアは、少ない

アルカリ性よりの海水→NH3 であるアンモニアは多い

これらを掛け合わせると


酸性よりの淡水→NO2 にするために必要な酸素は少なくていい
アルカリ性よりの海水→NO2 にするために必要な酸素も多く必要



さらに、NO2(亜硝酸)は、アンモニアに比べるとマシですが、まだ毒性があります。なので
別のバクテリアが、酸素を使って

亜硝酸(NO2) と 酸素(O2)を使って、硝酸(NO3) 

にします。これでかなり毒性が下がります

ここでも、バクテリアが酸素を使うので、さらに酸素が必要です。これは海水だろうと淡水だろうと同じです。

(2014/08/15 9:00 シュウさんから頂いたコメントを元に加筆)


ポイント2.
海水水槽は、淡水に比べて濾過に沢山酸素が必要

さらに、温度で見てみると……


温度が高くなると

DO(溶存酸素量)が減る。

だけじゃなくて……

総アンモニア量が増える。


どういうことかというと、アンモニアとアンモニウムイオンの合計である総アンモニア量は、

pHがアルカリ性になると増える

だけじゃなくて

水温が高くなると、総アンモニア量も増えます。

さらに、

アンモニアとアンモニウムイオンのバランスは水温が高くなると、アンモニアの割合が高くなる

つまり、海水水槽で、水温が高くなると、pHがアルカリ性
という以外に、水温が高いということが、2つが掛け算で、アンモニア量が増えます。
つまり、濾過が追い付かなと、アンモニアが残ると。

(2014/08/15 9:00 シュウさんから頂いたコメントを元に加筆)





ポイント3.
海水水槽で水温が高くなると
  アンモニアは増えるは、
  濾過する為の濾過槽は大きくなきゃいけないわ、
  濾過する為に酸素は沢山必要だわ
  酸素が必要なのに、溶存酸素量は減るは

     踏んだり蹴ったりで、海水魚にとって最悪



あ、溶存酸素量って、塩分濃度でさらに減少したような気がする……

って、踏んだり蹴ったり、張り倒されたりって感じ!?

海水水槽での朗報

夏場の海水水槽の魚にとっては、溶存酸素量が減り、さらにアンモニア中毒の可能性があるが、淡水にはない便利道具がありました。


プロテインスキマー

ウンコから、アンモニアに分解される前の段階で濾しとり、アンモニアになる量を減らす効果があります。

しかも、泡ブクブクだから、若干酸素供給にも役立つのでしょう。

よく考えたら、海水水槽の外掛けフィルターでみるこんなのは、理にかないすぎてますね。

好なんたら水の実験水槽では

水槽容量は 10L程度。クーラー無しの海水魚を飼育です。
もちろん、pHは 7.x を維持しています。

クーラー無しで、場合によっては 32度になります。

はい、「踏んだり蹴ったり」だったりします。


じゃ、プロテインスキマー使えばいいのか!?っていうと、


プロテインスキマーは、海水のような粘性の高い水で効果的に働くので、
好なんたら水みたいな低比重だったり、あるいは淡水だと効果が……。
エアレーション装置とか、塩だれ防止機構にはなるのかな?

ってことで


「サンゴ水槽なんか立ち上げずに、
実験水槽の水量をアップしろ」


ってことだと思います。


(もし、明らかな間違いがございましたら、ご指摘いただけると助かります)

海水水槽のメンテナンス

スターポリプの調子が、部分的に変


最近調子が良かった(といっても、緑具合が弱いけど)スターポリプの調子がおかしい。
部分的なんですが。

昨日からこまめにメンテナンスしてたのですが、写真撮ってなかった。



ちょうど真ん中の右側です。なんか肉が見えてて、フサフサのポリプが出てない感じなんです。別に水流が直接当たるわけでもなし、光が直接当たってる訳でもないのに。

ちなみに上記写真は、今日の写真です。

水質を検査したところ、NO3 が 2ppm です。いつも 1ppm とか 0.75ppmだったし、その時には調子が良かったので、ちょっとだけ水換えします。

水換え


今回は、久しぶりにライブシーソルトです。天然海水のストックもあるのですが、新規水槽に投入したいので、人工海水で頑張ります。


とりあえず 30cmハイタイプの水槽から水を抜きます。


こっちです。30cmハイタイプ水槽と隣の水槽は、連結されているので、どちらから抜いてもいいんですよ。



でも、いろんな理由により、60cm側からは抜きません。

1.60cm側で、貝の稚貝になるまえの
プランクトン状態の何かがいるかもしれない


本当は、60cm側の底も汚いので、吸い出したいのですが、これが原因で吸い出しません。

2.60cm側は、サンゴ、イソギンチャクがいる
けど30cm側はお魚メイン

同じ生き物なので、命の重さは一緒ですが、値段や色々なことを考えると、30側で水の入れ替えをしたい。

3.60cm側に水槽システムのメインである
濾過やクーラーが付いている

掃除の時、どうしてもポンプとか止めるのですが、60側で止めるより、30側で止めたほうが全体的な負荷が少ないと思う

ということで、16Lほど交換しました。


水換え道具

人工海水を作る量が、最近減ってるので出番も少ないのですが、コレ。




これに、ライブシーソルトを入れると、ちょうど 4L 140gです。ちなみにこの 140g / 4L だと、1.022とか 1.021 とかになりますので、濃くするときには、気持ち山盛りとかで。

逆に、多くても比重が高くなりますが、全然問題ない濃度の範囲です。 1.023 ~ 1.024 でもいいくらいなので。

水の蒸発などで、比重が高くなているようであれば、気持ち薄めがいいとおもうので、OKです。

ちなみにこのカップは、明治のエッセルスーパーカップミニです。



この空きカップだと、ちょうどいい感じでした。

ちなみに塩は、ライブシーソルトです。



あとは、バケツです。バケツは 10号とか 10L用とか言われているやつです。

1L単位で、目盛りがあって、そこに8L分(8分目)で入れると、ちょうどカップ2回分です。
運ぶにしても、持ち上げるにしても、適度な水量です。

もし 総水量が、56Lくらい(60cm水槽)だったら、4Lで 7%ほど、8Lで 14%ほど、16Lで28%ほどと、そこそこの量なので、さらに便利です。

で、これで 16L、ばけつ2回分変えました。
ちなみにうちの水量は80~100Lくらいなので、これで 最低15%は交換したことになると思います。

シャワーパイプの掃除と穴あけ


この30cm水槽、水深が40cmあるので、シャワーパイプを縦に挿しています。

ちょうど、カクレクマノミあたりから、左のライブロックの根元まで、13Aの塩ビパイプが通っています。


今までは 1.5mm の穴をあけてたのですが、詰まりやすいので、ちょっと大きめの穴にしました。




とりはずして、


1.5mmの穴を


2.5mmの穴へ変更。

ガバガバにしました。

かなり、面白い流れになったみたいです。


60cm水槽の生き物たち





ハタゴイソギンチャクにひっついて離れない、カクレクマノミのペアと、スターポリプとマメスナです。